
あくまで、めざし個人の感想です。
参考のひとつ、ということでご理解ください。

Blenderジオメトリーノードではじめる
プロシージャルモデリング
初版:2023/12/25
ジオメトリーノード本としてはオススメです。
ジオメトリーノードの解説・使い方としては、体系的に分かりやすくまとまっています。
ただしジオメトリーノード自体がBlenderの中では難し目の分野かと思うので、モデリングやマテリアル等にまだ不安があるようなBlender初学者には全くオススメできません。
著者は海外の方ですが、翻訳は日本人著者と遜色のないくらいの読みやすさになっています。
またノードの写真もすべて日本語使用のものを使ってくれているので、英語画面のYoutube動画解説より分かりやすいです。
ただしキャプチャによっては小さすぎて書籍では見えない箇所があります。ダウンロードファイルがあるので確認は可能ですが、いちいち確認しないといけない煩わしさがありました。

Blenderでアニメ絵キャラクターを作ろう!
後編-トゥーンレンダリングの巻
初版:2024/01/30
人型キャラクターを作りたいならコレ!
前後編の2冊で1万超えという驚異のお値段ですが、内容の充実さを考えると納得のお値段です。
後編はモデリング以降の行程になります。
広く浅くといった感じの説明となっているため、もう少し踏み込んだ説明が欲しいと感じるところもありますが、全体像がつかみやすく丁寧なので入門としてはちょうどいいかと思います。
リギングの項目では、手首の捻れ問題への対処法もきちんと掲載されていました。
アニメ調の見た目にするマテリアル設定のやり方に関しては100ページ以上を割いて説明されているので、アニメ調をやりたい方にはこれ以上の本はないかと思います。

BlenderリアルタイムCGキャラクター制作入門
初版:2023/08/26
「入門」にしては、かなり難しい印象です。
詳細を知りたい部分に関しては、「慣れている方はチャレンジしてください」と数個のサンプル画像が添付されているだけで説明がほとんどありません。
要は「自力で頑張れ」と投げ出されます。モデリングだけで5か所もそういった箇所が出現します。
サンプルを見て真似が出来るスキルがあるなら、入門書を買う必要はないだろうとツッコミたくなりました。
また、手首の捻れ問題の対処法が掲載されていないため、このモデルは手のひらを正面に向けると手首がキャンディの包みのように捻れます。
このままではVR Chatで使うのは厳しいと自分は感じました。

はじめての3Dモデリング Blender3超入門
初版:2023/04/10
「これからBlenderを始めたい」「使ったことはあるけど基本があやふや」といった初心者に、是非オススメしたい1冊です!
モデリング、マテリアル設定、ボーン・ウェイト設定、ライティング、レンダリングと、3D全般の一通りを分かりやすく丁寧に解説してくれています。
この1冊が終わる頃には、簡単なものなら自力で作れるスキルが自然と身についています。
注意点としては、「超入門」と書かれているとおり「初学者向け」の内容となっていますので、それなりにBlenderに慣れている方には物足りなく感じる可能性があります。

ていねいに学ぶ Blender モデリング入門
初版:2022/11/28
タイトルに「入門」と書かれていますが、入門にしては難しく感じます。
また文章の書き方がまとまっておらず、読みづらい・理解しづらいという印象です。
「制作動画付き」となっているのですが、「付き」というよりは、動画がメインで、書籍がオマケのように感じました。
そのため書籍だけで学習を完結したい方にはあまり向かないと思われます。
動画に関しては、男性の声で女性アバターが話すため、人によっては抵抗があるかもしれません。