
原点が大事ってよく聞くけど、ぶっちゃけ何なん?
何してんの?
何のためにあるん?
何がどう大事なん?
よう分からんわ
原点とは、オブジェクトの中心となる黄色の点です。


「オブジェクトの中心」というと、オブジェクトのど真ん中をイメージしてしまいますが、必ずしもど真ん中にいるわけではありません。
むしろ、オブジェクトの形状や位置には全く関係なく、この黄色の点がいるところが中心になります。


どういう影響がある?
一番よく使う機能で影響があるのが、ミラーではないかと思います。
ミラーというと、Y軸を境にX軸の反対側に左の内容を反転することを想像しがちです。
左のような立方体をミラーすると、右のような結果を期待するのではないでしょうか?




ところが、ミラーは原点を軸に行うため、原点がおかしな位置にある場合は、意図した結果がえられないことになります。


原点の移動・回転
GキーやRキーで動かす
右上にあるオプションをクリックします。


トランスフォームの影響の限定にある原点にチェックを入れます。
原点に座標軸の矢印が表示されます。
普段はただの点なので分かりにくいですが、この矢印から分かるように原点にも方向があります。


Gキーで原点が動かせるようになります。
向かって右側に表示されている立方体は、ミラーによって作成たされたものなので原点によって位置が変わります。


Rキーで回転もできます。


特定の位置に動かす
原点を設定
左上のオブジェクトメニューにある原点を設定から動かします。


ジオメトリを原点へ移動
立方体を原点に移動させます。




原点をジオメトリへ移動
原点を立方体の真ん中に移動します。




原点を3Dカーソルへ移動
原点を3Dカーソルに移動します。




原点を重心に移動



これは自分はよう分からん
頂点・辺・面を選択して原点を移動
オブジェクトモードと編集モードの行き来、
3Dカーソルを合わせてから原点を3Dカーソルに移動させる、
という少々面倒な方法になります。
頂点へ移動


編集モードで、原点を移動させたい頂点を選択します。
Shift+Sでパイメニューを表示させ、2を押します。(パイメニューからカーソル→選択物を選択でもOK)




3Dカーソルが頂点に移動します。
オブジェクトモードに戻ります。
オブジェクトメニューの原点を設定から原点を3Dカーソルへ移動を選択します。




辺へ移動
やりかたは頂点のときとほとんど同じです。
編集モードで、辺を選択して3Dカーソルを移動します。
オブジェクトモードで、原点を3Dカーソルへ移動します。




面へ移動
こちらもほとんど同じです。
編集モードで、面を選択して3Dカーソルを移動します。
オブジェクトモードで、原点を3Dカーソルへ移動します。







辺、面の場合、
3Dカーソルはそれぞれのど真ん中に移動するんで、
原点も必然的にど真ん中になるで。
どんなときに使う?


ほんの一例になりますが、
こういったキャラクターを作る際に、原点をパーツの付け根に置いておくと大変便利に使えます。
オブジェクトを回転する場合、デフォルトでは原点が中心になりますので、
腕などを回転させたい場合に重宝します。




腕や足の付け根に原点があることにより、この程度の簡単な姿勢なら、ボーンなしで動かせます。
また、デフォルトの立ち姿の原点は回転が0となっていますので、こういった姿勢にしていても、Alt+Rで一発で元の立ち姿勢に戻すことができます。


原点の向きを利用すると、編集モードでも便利に使うことができます。


この腕の現在のローカル軸の方向はこのようになっています。


編集モードでは、
移動G or 回転R or 拡縮Sのキー操作のあと、
方向キーを2回押すことでローカル軸の方向が選択できますの。
このケースでは、G→Y→Yとしています。
グローバルのY軸方向ではなく、ローカルのY軸方向に動かすことができます。



原点はつかいこなせたら色々と超便利になるで~
オブジェクトの向きは原点の向き


先ほどのうさぎの人形をオブジェクト統合して1つにしてみました。



このオブジェクトの「前」って、どっちやと思う?


大半の方は、矢印の方向が前だと思ったのではないでしょうか?
正解は・・・
この画像からは分かりません。
オブジェクトの方向は、原点の向きで決まるからです。
この画像では原点のローカル軸がどう向いているのか分からないため、どこが前かは判断できません。
原点を表示してみましょう。


ワールド軸からは随分傾いています。
このことから、このオブジェクトの「前」は、矢印方向ということになります。



普通の感覚で考えたら、うさぎの人形が向いてる方向が「前」ちゃうん?!
そういった人間の常識とは離れた考え方になるのが、とっつきづらいところですが、
原点の方向がオブジェクトの方向です。
人間の思うキャラクターの向きなど、どうでもいいのです。





小さくて目立たん黄色の点やけど、一番の権力者はコイツ・・・
オブジェクトモードでは動かせるが
編集モードでは動かせない
原点は、オブジェクトモードでは動かせますが




編集モードでは動かせません




という説明をよく見かけますが、解釈の仕方が少し違っているかと思います。
うさぎの人形という形状を無視して、黄色の点である原点のみのことを考えるのであれば、
オブジェクトモードでは確かに原点のみで動かすことができるので、この説明はあっていると言えます。
しかし、オブジェクトは形状を動かしているのではなく、原点を動かすことで形状がついてきています。
黄色の点を動かすことで、黄色の点に従ってうさぎの人形が動いています。
黄色の点が本命で、うさぎの人形という形状はオマケと捉えるとイメージしやすいです。
対して編集モードでは、オブジェクトの形状を作っている頂点・辺・面が主役となります。
原点の役割は、主役を導くための道しるべ。
リアルで例えるなら、頂点・辺・面は旅人、原点は北極星です。
北極星が動いては、旅人は迷子になってしまいます。
ですので、編集モードでの原点は動かないのです。
オブジェクトモードと編集モードでは、原点の役割が全く異なるものとなっています。
役割が異なっているがゆえに、動かせるか動かせないかの動作に影響を与えているのです。









